溶かせ
概念が凝固剤だ。
それは名前という棒で混ぜられ、
言葉と論理という蓋をされ、
常識という冷凍庫に入れられる。
こうしてわたしたちの意識と世界は、自由から遠ざかり、固まってしまう。
恐怖と妄想というヒビが、その凝固物には現われるだろう。
勇気を持って、今を生きる。
そうして、固まった心を溶かせ。
固まった世界を溶かせ。
その先には、予想もしない世界の展開が待っているだろう。
それはとても楽しいものだ。
流れる水のように、激しい風のように、
人生の日々の展開が激しく速いほど、真髄に近づくことを感じる。
恐れるな、真理を。
恐れるな、自らのカルマの解放を。
固めるな、智慧を。
固めるな、大いなる時の流れを。
神への信愛という命綱をしっかりと握り、
智慧と慈悲というオールを持ち、
マハーカーリーの嵐の海へ、勇気を持って漕ぎ出せ。
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