yoga school kailas

決定的な意味の灯 パート2(2) 帰依の意味(1)

帰依の意味

 帰依することの意味について、少し説明しておこう。

 世間において、暴君などの脅威を恐れるとき、わたしたちは自分を守る力を持った避難処、あるいは自分自身を委ねることのできる誰かを探し求める。同じようにわたしたちは、輪廻という苦しみの海に沈み込み、そこから逃れる術もないまま、現在・未来・バルドにおいて経験する、数えきれないほど恐ろしいさまざまな苦しみに苛まれている。これらを自分自身の力で防ぐことはできない。また、父母、家族、友人、神々、ナーガ、シャーマンなどにも、わたしたちを守ることはできない。

 我々を輪廻から救い出すことのできる力を持つのは、ただ三宝だけである。なぜなら、他者を真に守るためには、まず自分自身が自立・自在の境地を得ていなければならないからである。

 三宝とは、ブッダ・ダルマ・サンガをいう。マントラヤーナの伝統では、これに三根本が加えられる。すなわち、祝福の根本であるグル(師)、成就の根本であるイダム、そして活動の根本であるダーキニーとダルマパーラである。秘密真言の教えでは、この三根本は三宝の中に包含され、さらにそれらすべては、特に根本グルの中に包含されていると説かれる。

 ブッダには三身がある。すなわち、法身(一切のダルマの本性とその広がりを知る身体)、報身、そして変化身である。

 ダルマには二種類がある。教法と証法である。

 教法とは、経典、名称、語句、音節、そして言葉として語られるものから成る。
 証法には、基(究極の界である如実性)、果(苦しみの滅尽の真理)、そして覚りに導く諸法(苦しみの滅尽に至る方法の真理)がある。

 サンガには、不退転の菩薩たちからなる真実のサンガと、聖なるシュラーヴァカおよび独覚からなる暫定的なサンガがある。

share

  • Twitterにシェアする
  • Facebookにシェアする
  • Lineにシェアする