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敬信


 敬信が道の要である。私たちの心の中にグルの他に何もなく、燃えるような敬信の他に何も感じることがなければ、何が起ころうとすべてはグルの祝福となる。この絶えることのない敬信を抱いて、ただ修行にいそしんでいれば、それ自体が祈りとなる。
 一切の思いがグルへの敬信に染まるとき、何が起ころうとすべてはしかるべく動いていく、という自然な確信が生まれる。すべて形あるものはグルであり、すべて音あるものは祈りであり、粗雑な思いも微細な思いも思いはすべて敬信である。絶対の本質の中で万物は自ずと解き放たれる。

 ――ソギャル・リンポチェ

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