心の魔的なシステム
不思議なことに、心が弱っているときや、
狭くなっているとき、
その心をさらに弱め、狭くし、苦しめ、傷つけるものに、
人間の心は、なぜか近づきたがる。
心が強く、広く、清らかなときは
そんなものには興味がなく、どうでもよくなるのに。
しかしこの教えを知るならば
事は簡単だ。
そのような魔的なシステムがあるということを認識し、
心が弱っているときや狭くなっているときこそ、
その心をさらに弱め、狭くし、苦しめ、傷つけるものに、
近づかないことだ。
近づきたくなっても無理矢理自分を抑え込み、
近づかないことだ。
そこへ近づくことの是非は
もっと心が広く、強く、清らかなときに
考えればいいのだ。