多様に見える一つの真実
・この世界そのものが神の楽園であること
・この世界そのものが幻であること
・悪業を浄化し、功徳を積まなければ、幸福になれないこと
・自己の本性は善悪も苦楽も超えた、言葉で表せない真髄であること
・すべてはもとから完璧であること
・すべてをなげうって無明を超え、覚醒しなければならないこと
・神への愛を成就することが人生の目的のすべてであること
・すべての他者への愛を成就することが修行のすべてであること
・神から与えられた使命を成就することが人生のすべてであること
・エゴの放棄なしには、神への愛も、他者への愛も、神の使命も、覚醒も、達成し得ないこと
これらの一見矛盾するかのようにも見える様々なエッセンスは、実はすべてただ一つの真実である。
しかし多様性という無明に陥っている我々の知性は、これらをただ一つの真理として認識することがなかなか難しい。
よって、「これらは一つである」という理解のもとに、実際は、あるときは一つ目、あるときは二つ目・・・という感じで、自分の認識の重点をシフトしつつ、一つ一つの理解を成熟させていくことになる。
仮にこれらのどれか一つに偏ったとしても問題はないが、理想的には、これらすべてをバランス良く成熟させていくと良いと思う。
そのためには日々、教学、詞章、賛歌、瞑想などの様々な方法で、これら一つ一つのエッセンスを心に呼び起こす必要がある。
逆に、自分に不利益なことには、とらわれないことだ。
狭い教義の理解や宗派主義にも、とらわれないことだ。
他人の批判はせず、常に自己を厳しく見つめることだ。
修行をしている人は、自分は何のために修行しているのか、思い出すことだ。
魔の罠は本当に巧妙だ。常に念正智し、自分の心をチェックし、欺瞞を見抜く謙虚さとセンスを持つべし。
これらは、私の個人的経験からのアドヴァイスです。