修行ができない時のアドヴァイス
主にお祈りしたまえ。
規則正しく実践せよ。
徐々に、心が礼拝や瞑想をする気になってくるであろう。
最初は、心は調御されることを拒絶する。しかし強制し、激励し、懇願して、それを瞑想に集中させるようにせよ。
信仰と規則正しさとは、非常に重要である。それらなしにはなんびとも、何事も、成功はできない。
身辺の事情がどうであろうとも、決めた日課は必ず守る、というようにして、修行を実践しなければいけない。
心がひとたび神を思うことの甘美な味わいを知ったなら、そこには何一つ恐れるものはない。その味わいを知ることができるように、高徳の人々と交わるようにせよ。
人の心は常に不安定である。さまざまな理由で散漫になっている。高徳の人と交わっていると、統御されるようになる。徳の高い人々の仲間に入って暮らし、彼らの助言に従うようにせよ。そうすれば、多くの悲しみや悩みから救われるであろう。
心が神に没入するのでなければ、この世の誘惑から自分を守ることはできない。彼の御慈悲によって、心は真理のほうに向くことができるのだ。人は彼のお力によって強いのでなければ、マーヤーの網の目から自分を救うことはできない。彼のお力によって強くなるのだよ!
――ブラフマーナンダ