今ここ
「今・この瞬間」に意識を集中させるには
日々全力で生きることが必要だ。
ちゃらんぽらんな意識を排除して
なすべき事を全力でなす習性を身につける。
小さな事にこだわらず、くよくよせず
人の評価を気にすることなく、誠実に生き
成功も失敗も気にしない。
正しい教えを学び、心を教えで満たし
しかしまだ真理を悟っていないがゆえの空しさがある。
このような自分を作り上げつつ
「今・ここ」に意識を集中させるのだ。
そうでないと、「今・ここ」なんていうのも、ただの言葉であり、余計な観念の一つに過ぎなくなってしまう。
苦しみも喜びも神の愛としてただ受け入れ
なすべき事を全力でなし
誠実に生きる。
そして無常の世の空しさを感じつつ
「今・ここ」に心を集中させたなら
歓喜とともに
世界は広がり
心は広がり
世界からも、非世界からも切り離されたようになる。
終わったことなど気にするな。
来るか来ないかわからない未来のことなど気にするな。
いいわけを用意せず、失敗を気にせず、
今目の前に与えられた神からの課題に、全力でぶち当たり
「今・ここ」に心を固定せよ。
慢心が起きそうになったら、自分の器の狭さを思え。
嫉妬が起きそうになったら、自分の器の狭さを思え。
怒りが起きそうになったら、自分の慈愛のなさを思え。
恐怖が起きそうになったら、神の完全な愛を思え。
卑屈さが起きそうになったら、神の完全な愛を思え。
心を低俗な領域に固定せず、教えを学び、誠実に、全力で生きるのだ。
全力で走った後の、頭が空っぽになったすがすがしさのように
神の意思を全力で生きる者には、簡単に空性の境地がやってくる。
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