ヴァイラーギャ・マーラー（放棄の花輪）（２７）

２５．家庭生活の苦悩

　息子を欲することは、結婚している男女に不幸をもたらす。
　女性が妊娠した途端、流産の不安が存在する。
　出産予定日に達すれば、分娩の間、ひどい苦痛が存在する。
　幼児期には病気によって苦悩が引き起こされる。
　またその頃には、息子がとんでもない馬鹿者に育ってしまうのではないかという不安が生じる。
　彼が成長して博学な男になると想定したら、結婚についての心配が存在する。
　不貞や飲酒、賭博などのような不徳行為をするようになることについての心配が存在する。
　多くの子供を養うことによって、彼が乞食に成り果てるという心配が存在する。
　彼が蓄財すると想定すれば、死によって彼が消え去るという不安が存在する。
　このようにして、両親の苦悩に終わりはない。
　おお、君よ！　ブラフマチャーリーとしての生活を送りなさい。
　常に瞑想を行い、真我の悟りを達成しなさい。
　自己を婚姻に陥れてはならない。
　結婚生活は災いのもとであり、結婚生活は大いなる束縛だ。
　ブラフマチャーリーとして、あなたは好きなところで食事ができるし、好きなところで眠ることができる。
　あなたは完全に自由だ。
　独身の幸福な生活を送り、そして楽しく放浪しなさい。