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ワンポイントヨーガ 特別編 5.歛陰功(馬陰蔵功)

5.歛陰功(馬陰蔵功)

1 両足を肩幅で平行に開いて立つ。

2 眼を閉じ、全身を脱力させ、舌を上口蓋につける。口は閉じ、歯を噛みしめる。

3 両手は獣の爪のようにし、腰に置く。甲が下側。

4 会陰に集中し続け、鼻で呼吸する。肛門はずっと閉め続ける。

5 以上の基本を保ちながら、息を吸いながら膝を軽く曲げ、両拳をぎゅっと握る。完全には握らず、卵をつかんでいるような感じ。

6 息を吐きながら両足を伸ばして両拳を緩める。完全には開かない。

7 以上の動作を36回行なう(可能なら長時間行なってもよい)。

 ヨーガや仏教などの修行で怒りや射精、食べすぎなどを戒めるのには、様々な意味合いがあるが、その一つは、生命エネルギーをロスしないためである。生命エネルギーをロスしていると、いくらヨーガなどの修行をしていても、高い境地に至ることはできず、また心身は弱まってしまう。
 しかしこれらの戒めを守っていたとしても、エネルギーが下降傾向にあると、生命エネルギーは、肛門や性器などから気づかぬうちに漏れてしまう。
 よって例えばヨーガではムドラーやバンダなどでエネルギーを上昇させて、生命エネルギーが下から漏れないようにする。
 この歛陰功は、ダルマ大師の仏教気功の体系における、生命エネルギーを下から漏らさないようにするための優れたテクニックである。

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