yoga school kailas

リラックス

「あなたの心をいつも、ジャパ、精神集中、瞑想、聖典学習、サットサンガ、その他の聖なる事柄で忙しくさせておきなさい。常にその状態を保つようにしなさい。」

(サーダナーの指針の花輪)

 ――ゾクチェン瞑想やその他の高度な教えで強調される「リラックス」「努力をしない」「無思考」「無努力」……これらはもちろん、心の最も深い、心の本性に安らぐための教えだ。

 しかしまだそこまで踏破する力のない人が単に無思考でリラックスしても、それは単に潜在意識や顕在意識のけがれの中に没入するだけだ(笑)。

 だからまずはこの言葉にあるように、リラックスではなく、聖なる事柄で心をビジー状態にすることが必要だ。

 そしてその果てに来るリラックス……それはちょうど藁の束を紐で思い切り縛り、最終的に紐が切れて自然に藁の束がほどけていくように……そのような聖なる事柄の飽和状態の後に来るリラックスこそが、あなたを真に心の本性へと導くだろう。

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