yoga school kailas

マハームドラー

 自我という概念への執着は、この意識の特徴である。
 もし、この意識自体を覗いてみるならば、
 自我を見ることはない。自我に属するものは何も見られない。

 もし、マハームドラーの教えが実践できて、
 何も見ない方法を知っているなら、
 何かが見える。

 マハームドラーの教えを修行するには、
 土台として、大いなる信と、謙虚さと、熱意が必要だ。
 道として、カルマと縁起の真理を理解しなければならない。
 成就を成し遂げるためには、グルをよりどころとし、
 アビシェーカと、指示と、内なる教えを求めなくてはならない。 

 教えを授かるには、弟子に功徳が必要である。
 つらさ、苦しさを気にしない者であることが必要である。
 死をものともしない、恐れ知らずの勇気が要求される!

 ――ミラレーパ

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