yoga school kailas

ダウティ

1-5 ダウティ

 食後5時間以上たってから行なう。

 幅七センチ、長さ五メートルほどの柔らかい布を用意する。
 ガーゼのような、非常に薄くて柔らかい布がよい。

 そのうち3.5メートルほどを、少しずつ飲み込む。

 最初はまず飲み込めないだろう。異物を吐きだそうとする拒絶反応が生じるためである。初日は少ししか飲み込めなくてもよい。毎日、3.5メートルを目指して徐々に飲み込む長さを伸ばしていくことそのものが、この身体浄化法の効果をもたらす。

 布は飲みやすいように、ぬるま湯に浸すとよい。一番最初は、飲みやすいように、砂糖水や、砂糖入りのミルクに浸してもよい。

 布を飲んでいる最中に、どうしても詰まって飲み込めなくなったら、コップ一杯の水やぬるま湯を飲み込めばよい。

 また、布を引き出している最中に、喉などに引っかかって動かなくなった場合、あわてずに、コップ一杯の水やぬるま湯を飲み、喉に指を差し込めば、水と一緒に布が吐き出される。

 3.5メートル布を飲み込むことに成功したら、ムドラーの章で後述するナウリを行なう。ナウリができない場合は、お腹を動かすだけでもよい。そしてゆっくりと引きだす。

 引き出した布は、洗ってよくぬめりを取った後、煮沸消毒する。

 初心者は、ダウティを行なった後は、食事をとった方がよい。
 ヨーガにある程度熟練している者は、特に食事をとらなくてもよい。

☆ダウティの効果

①各種のアレルギー性疾患を癒す。
②風邪、咳、ぜんそく、脾臓の病、胃の病、肝臓の病、肺の病、胆のうの病、喉の病など、粘液(カパ)の分泌過剰からくる多くの病を癒す。
③胸部を浄化する。
④無病・強健となり、身体が軽快になる。

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