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スワミ・トゥリヤーナンダの書簡集(38)

                           1915年2月19日
                                  ヴァーラーナシーにて

 親愛なるDへ――

 あなたは健康状態が悪いために、心が良い状態にないようですね。心と健康は密接に関係しています。しかし、あなたは絶え間なく神を思い出すよう努力し続けなければなりません。
 もしあなたが自分自身の良さを大切にしなかったなら、他の誰がしてくれるでしょうか? 

「人は自分の心によって自分を向上させるべきである。決して下落させてはいけない。
 心は、自分にとっての親友でもあり、同時に仇敵にもなる。」[ギーター、第六章、五節] 

「生老病死を苦しみと見なし、その本質を見極めること、あらゆる事物に執着しないこと、妻子や家庭に対する愛着を捨てること……」[ギーター、第十三章、九、十節] 

 これらは智慧を得るための手段であり、人はこれらの美徳を実践しなければいけません。

 乾いた議論は何の利益も生み出しません。人は神の恩寵を求めて祈るべきであり、そののちに結果を得るのです。人は心と魂から祈るべきであり、この内的な祈りはとても効果があります。神は全智の御方であり、われわれの一切の思考を知っておられます。本当に謙虚になって、彼のもとに避難してください。あなたはこのことを知っており、わたしも何度もあなたにこのことを話してきました。これ以上何か言うべきことがあるでしょうか?

 一切のことには時間という要素があります。神はとても慈悲深い御方です。彼の戸口で待つ者は何かを得ます――まさに今この瞬間に、あるいは未来において。そのことは間違いありません。
 あなたが主に献身できるよう、常に祈ってください。もしあなたが彼を愛することができるなら、世俗への執着はすべておのずから落ちます。いったんあなたが神への愛を味わったなら、あらゆることは味気なくなります。あなたはそのような献身を求めて、心と魂から努力すべきです。努力なしに何が得られるでしょうか? もし人が懸命に努力しないなら、誰も彼を助けることはできません。それは疑いのないことです。

                                  愛と最高の願いを込めて
                                  トゥリヤーナンダ

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