スワミ・トゥリヤーナンダの書簡集(34)
1914年9月23日
カンカルにて
親愛なるXへ
アシュヴィン月1日のあなたの手紙を受け取りました。
母なる神の礼拝は、良いことだけを生じさせるでしょう。
彼女がわれわれのハートの中で目覚めれば、われわれは問題から解放されます。しかし自己努力によって何もかもを達成するのは、とても難しいことです。心と体を彼女に捧げなければ、彼女の恩寵は降りることはありません。
いったん彼女を悟ると、この世界とそのたくらみは、あなたを害することができなくなります。そのとき、あなたはこの世界においてでさえ、彼女の存在を見ることができます。
あなたははっきりとこう認識するでしょう。
「あなたは行為、あなたは法、あなたは非法でもあります。」
あなたは、彼女がすべてになっていらっしゃり、彼女以外には何も存在していないことを完全に悟るでしょう。そのとき、あらゆる問題は消え去ります。
常に母なる神に祈り、あらゆる活動や日々の義務の中で彼女を思い出してください。なぜあなたは心からこれを行なわないのですか? そのとき、あなたはあらゆることが容易になるのに気づくでしょう。
あなたの健康状態が良くても悪くても、母なる神を呼ぶことをけっしてやめてはいけません。こう言ってください。
「苦痛と肉体は仲良くさせておけ。私の心よ、お前は常に至福であれ!」
これらを実践するだけで、人は結果を得ることができるのです。
愛と最高の願いを込めて
トゥリヤーナンダ
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