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シュリークリシュナ・カルナームリタ(5)

 宝石のついた足輪の鈴をチリンチリンと鳴らし、
 その足跡がヴラジャの道を彩る――
 その主クリシュナの御足に、わたしは礼拝いたします。

 ゴーピーたちの主、クリシュナの宝石のついた足輪の鈴のチリンチリンという甘美な音色が、
 わたしの心に実際に鳴り響きますように!
 ヤムナーの蓮華の池に浮かぶ、カマラー(ラーダー)という白鳥たちは、
 そのチリンチリンという甘美な音色を温かい歓迎と考えて、美しくさえずるのです。

 クリシュナのアムリタで満ちた愛らしい唇がわたしの心の中で遊戯し、わたしの心が歓喜に陶酔しますように。
 朝日のように赤みを帯びたクリシュナの大きな眼は、慈悲で満ち溢れ、
 クリシュナの髪の毛は、カマラー(ラーダー)の水瓶のようなふくよかな胸に触れて逆立ち、
 その横笛の調べで、聖仙たちの蓮華のような心を溶かすのです。

 すべてを魅了するクリシュナが味わっている恍惚境が、一部分でもわたしの心に顕われますように。
 クリシュナがゴーピーたちの美しい月のような顔に一瞥を投げかけて、ゴーピーたちを喜びに打ち震えさせるとき、
 クリシュナはまるで、半ば閉じた目でゴーピーたちに口づけをしているかのよう。
 横笛を奏で始めると、クリシュナは青年のように振る舞われるのです。

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