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シュリークリシュナ・カルナームリタ(15)

 愛の神の父ともいえるクリシュナの言い表わせないほど神聖な思春期は、
 甘美そのものよりも甘美で、気まぐれそのものよりも気まぐれです。
 ああ、あの思春期の少年は、わたしのハートを盗み去ってしまった!
 わたしは一体、これからどうしたらよいのでしょう!

 ああ、歓喜の大海であり、茶目っ気の宝庫であるあの少年(クリシュナ)に、
 いつわたしはお会いすることができるのでしょうか?
 あの少年は、蓮華のような大きな眼に、広い胸、優しく穏やかな笑顔で、愛溢れるお話をされ、
 サクランボのように赤くて甘い唇で、横笛の甘美な調べを奏でられるのです。

 功徳を積み重ねた幸運な人たちが、クリシュナを見ることができるのです。
 とても慈悲深い一瞥で皆の眼を奪い、
 甘い唇でアムリタのような微笑みを浮かべ、
 頭にクジャクの羽を戴くクリシュナを。

 愛する友たちよ、愛の権化であり、カダンバの花のように輝かしくて、
 甘美そのものであり、わたしの眼と心にとってのアムリタであり、
 ゴーピーたちの髪を解き、超越的至福の究極の源であり、
 わたしの命そのものであるクリシュナはどこですか?
 あの御方は、再びわたしの前に現われてくださるのでしょうか?

 眼を輝かせながら、向く方向すべてを美しく輝かせ、
 うっとりさせるような牛飼いの服を着た少年(クリシュナ)は、
 わたしたちの眼から歓喜というミルクを搾り取られました。

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