シュリークリシュナ・カルナームリタ(14)
ああ、もう言葉では言い尽くせません! 陽気で美しいクリシュナが、わたしの前に現われてくださったのです!
わたしの眼は、すべての方向にこの美を見ました。
しかし、ああ、ああ、あの御方は捕まえることができないのです!
ああ、母よ、三界が、わたしの少年クリシュナを希う想いで満たされています!
ああ、いつわたしは再び、
ミツバチが列をなして飛んでいるような巻き毛を束ねた主の髻(もとどり)に、目を奪われることができるのでしょうか?
いつわたしは、あの優しい言葉を聞き、あの大きな眼を見、
あの甘美な唇にキスをして、あの優しく美しい御顔を見、あの気まぐれな性格を味わうことができるのでしょうか?
もし、苦しむ者たちの友である主ご自身が、
その横笛の魅力的な調べに包まれていたら、
「ああ、慈愛の住処よ、どうかわたしたちをお守りください!」
と繰り返し叫ぶわたしたちの声を、いつお聞きになってくださるのでしょうか?
慈悲の大海であるクリシュナは、清涼感のある若者の匂いがします。
いつ、ああ、いつ、わたしは危険な目に遭うでしょうか?
そうすれば、あの御方はわたしに注意を向けてくださり、
あの大きな眼でわたしを見てくださるでしょうから。
ああ、サファイアのように深い青色の肌をして、ビンバの実のような甘美な唇、
魅力的で、穏やかな笑顔を湛え、心地よい甘露のような言葉を話し、
涼やかな一瞥を送り、大きくて暁のように赤い眼をし、
横笛で有名なあの少年に、お会いすることができますように。