シュリークリシュナ・カルナームリタ(13)
どの道を歩いても、わたしは、
心が主への信仰で成熟した人々の苦悩をすべて救済すると固く誓われた、ムラーリの子供時代の姿を見ます。
その柔らかな、輝かしい、青みがかった頬は、常に新鮮な輝きを放っています。
ああ、サキー(女友達)よ、ゆっくりとマトゥラーへの道を歩んでいるあの人はどなたですか?
頭をクジャクの羽で飾り、体はエメラルドの柱よりも魅力的で、
目からは一瞥を送り、御顔はなんともいえない魅力的な笑顔を湛えてさらに美しく、
気取らない少年のような言葉はとても心地よく、その生来の気高さは、盛りがついた象からも称賛を得るのです。
ああ、少年の姿で現われたこの光はなんでしょうか!
群生する蓮華を完全に打ち負かしたその御足は、ラクシュミーデーヴィーの庇護処です。
横笛を吹き鳴らしながら愛を表現するその御手は、芸術美の源です。
溢れんばかりの”甘美さ”を周囲に漂わせるその腕は、鹿の眼をしたゴーピーたちの願望成就の船です。
そして、主のその御顔は、ああ、その御顔は、言葉では言い表わせません。
素敵な唇で飾られ、特別な光沢を帯びる主の御顔は本当に、他の装飾品を必要としません。
幾多の風流な性格や色気のある身振りは、愚か者には理解できないでしょう。
ああ、ああ、ああ、なんと驚嘆すべきことでしょう、なんと素晴らしいのでしょう。
なんと、なんと、なんという驚嘆すべき素晴らしさ! 少年クリシュナの姿をしたこの輝きは!