yoga school kailas

サーダナの指針の花輪(4)

31.
 不死の境地と永遠の至福は、のんきな成り行き任せの冒険心で得られるものではない。不断の正智と激しい努力をし続けることが必要である。

32.
 身体において、精神において、日々教え通り生きることにおいて、そして霊的な修行において、あらゆる面で強き者こそ、理想的な魂である。彼は修行の道において簡単に成功を成し遂げることができるだろう。

33.
 心が純粋な人だけが、すべての源であるブラフマンを悟りたいという渇望を持つ。
 そのような人には、世俗的な欲望がない。そして過去世および今生においての、世俗的な行為から解放されている。
 また、そのような人は、はかなく壊れやすいこの世の外的な対象に、嫌悪感を抱くようになる。

34.
 もしヨーギーが注意深く正智しないならば、またもしヨーギーが禁戒と歓戒をしっかりと守らないならば、彼はマーラの誘惑によって、無意識のうちに理想から離されてしまうだろう。

35.
 欲望と自己中心癖に満ちた心は、修行の道には全く不適当である。

36.
 嫌悪・憎しみは、ヨーガを志す者にとって最も致命的な悪である。
 そして愛は、修行者の生命の軸である。

37.
 アラ探しや他者への批判が習性となっているような人は、修行の道において少しも前進することはない。

38.
 不誠実で、自制力の弱い人は、修行の道において成長することは非常に難しい。
 またそのような人は、直感的な帰依心や、微妙な真理を直観的に理解する智慧も、非常に鈍い。

39.
 自己を浄化することは、永遠の至福の国に至るためのパスポートである。
 神的生活を送ることは、自己の浄化と自己の制御なくしては不可能である。
 自己の制御は、エネルギー、ヴァイタリティ、心身の活力と、精神力を増大させる。

40.
 水面の波がおさまるときに、湖の底を明らかに見ることができるように、
 心の波がおさまるとき、あなたは真我を見ることができる。

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