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ゴーラープ・マーの生涯(4)

 ドッキネッショルでのある夜、真夜中に目を覚ましたラーマクリシュナは、甥のラームラルに言いました。
「わたしはとてもお腹がすいているよ。」 
 ラームラルは甘い物かフルーツがあるかどうかを探してみましたが、部屋に何もなかったので、ナハバトへ行き、ホーリーマザーにそのことを知らせました。ホーリーマザーは、干し草と薪で急いで火をおこし、でんぷんのプディングを作り始めました。ゴーラープ・マーは、2パウンドのプディングを入れたボウルを、師のところへ持って行きました。そのときの様子を、スワミ・サーラダーナンダは次のように記しています。

「彼女がちょうど部屋へ入ってきたところだった。隅に置かれたランプが薄暗く部屋を照らし、ラームラルがその近くに静かに座っていた。圧倒されるような非常な霊的ムードに包まれ、部屋の中を行ったり来たりしている師を見て、彼女は驚いていた。彼女にとって、師の姿は、背の高さも大きさも普段よりとても大きく見え、死と悲嘆と苦悩をぎっしりと詰め込んだこの地上に、人間の姿を装って天から舞い降りてきた神のように見えていた。ラームラルは、師のための場所を用意していた。畏敬の念に打たれ、もじもじしていたこの女性信者(ゴーラープ・マー)は、師が座るシートに近づき、その前にでんぷんのプディングが入ったボウルを置いた。師は座って、恍惚状態の中、少しずつそれを召し上がった。」

 ゴーラープ・マーは、のちに、師の体に見たクンダリニーのエネルギーのヴィジョンについて、このように表現しています。

「師が食べ物を口に運ばれるや否や、わたしには、師の中にあるクンダリニー・シャクティーのヘビが目覚め、食べ物をひったくるようにむさぼり食うように見えました。師は、『ねえ、食べているのは誰か分かるかな? わたしかな? それとものほかの誰かかね?』とおっしゃり、わたしは見たままを師に伝えました。師はそれを聞いてお喜びになり、『それは正しい! それは正しいのだよ! お前はそれを理解することができるという幸運にあるのだよ」と言って、微笑まれました。」

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