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ゴーラープ・マーの生涯(3)

 数回の訪問のあと、ラーマクリシュナはゴーラープ・マーを、ホーリーマザーのところへ連れていきました。

「このブラーミンの娘にたくさん食事をさせておあげ。お腹が満たされれば悲しみも癒されるだろう。」

 ラーマクリシュナは、自分がこの世を去ったあと、ホーリーマザーが仲間を必要とすることを知っていたのでした。
 あるときホーリーマザーに、こう言いました。

「このブラーミンの女性の世話をしてあげなさい。彼女はあなたと長く暮らすことになるだろうから。」

 ホーリーマザーはゴーラープ・マーに、部屋をひとつ与えました。そのときからゴーラープ・マーはホーリーマザーと、ナハバト(ホーリーマザーが暮らしていた音楽堂)で時々一緒に暮らすことになりました。
 ゴーラープ・マーがラーマクリシュナを訪ねているときは、ホーリーマザーが作った食事をゴーラープ・マーが部屋へ持ってくるようにと、ラーマクリシュナは言いました。それから毎日、ゴーラープ・マーは師のもとへ食事を運びました。これはもともとホーリーマザーがやっていた奉仕だったため、このことは夕食時にホーリーマザーがラーマクリシュナに長く会えないことを意味していました。ゴーラープ・マーは夜も師の部屋で長い時間を過ごしました。ホーリーマザーはゴーラープ・マーと一緒にとる夕食を、ときには夜の10時まで待たなければなりませんでした。ホーリーマザーの不便さを知って、ラーマクリシュナはあるとき、ゴーラープ・マーに、そんなに長く部屋にいないようにと言いましたが、ゴーラープ・マーは理解できずにこう言いました。
「いいえ、マザーはわたしをとても愛していて、わたしを娘のように思ってくださっています。彼女はわたしを名前で呼んでくださるのです。」

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