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グル・バクティヨーガ(64)「グルとの関係におけるダルマ」

◎グルとの関係におけるダルマ

 師の御足に身口意を明け渡す者は、グル・バクティを進展させる。

 師の御足への献身を促進するものは何でも、最高のダルマである。

 ニヤマ(勧戒)は、グル・マントラのジャパ、グルへの奉仕における苦行、グルの言葉への信、アーチャーリヤ・セーヴァナ(師への奉仕)、満足、純潔、聖典学習、グル・バクティ(グルへの明け渡し)から成っている。

 ティティクシャ(自制)とは、グルの命令を遂行している間に起こる悲しみや苦痛に耐えることである。

 ティヤーギャ(放棄)とは、グルが禁止した行為を放棄することである。

 グルにお仕えせず、従わない者は、本当に愚かである。

 主クリシュナはウッダヴァにこう仰っている。
「非常に得難い人間の肉体は、強力な船である。師がその舵取りである。私はそれを運ぶ順風である。」
 そのような船、そのような手段を得ながら生の海を渡ろうと努力しない者は、まさに自分を殺しているようなものである。

 人が無始なる無明の影響下にあるときに、師の助けなしには悟りを得ることはできない。

 グルが仰ることに何か間違いがあることがありえるだろうか? そこには理由がある。人間の知性はそこに到達することができないのだ。

 グルへの直接の奉仕は、ヨーガの最高の形である。

 弟子は、グルへの直接の奉仕によって、心を制御することができる。

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