グル・バクティヨーガ(53)「弟子に不可欠な要点」
◎弟子に不可欠な要点
無気力で、怠惰で、心が重く、活気がなく、愚かなことを考える弟子は、グルの満足のいくように彼に奉仕をすることができない。
適合力という善徳に恵まれた弟子は、グルの奉仕に成功する。繁栄と不死は彼の従者になる。
弟子は、グルへの奉仕への強い願望、燃えるような熱望を持つべきである。
グルへの献身は、正しい人間の志の一つの真の目的である。
グルの下で学ぶならば、弟子は注意深い耳を持たなければならない。そしてグルにお仕えするとき、彼は注意深い眼を持たなければならない。
弟子は、グル、両親、年長者、聖者、聖仙方の要求に対して、立派に振る舞うべきである。
立派に振る舞うとは、グルのご意思通りに立派に身を処するという意味である。
グルは、弟子の本性、弟子の心の性質を、その振る舞いから知ることができる。
聖なる師に対する良い態度は、至福の住処へのパスポートである。
弟子は、グルにお仕えする際に、気まぐれであってはならない。
態度とは、グルへの奉仕から生じる実践的智慧の表現である。
神聖なる徳や気高き性質は、店で買えるものではない。それらは、長い時間をかけて、グルへの信、献身、奉仕によって得られるものなのだ。
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