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グル・バクティヨーガ(45)「グルセーヴァ、グル・バクティの必要性」

◎グルセーヴァ、グル・バクティの必要性

 いくらかの医学のトピックを議論するだけでも応急処置の知識は得られるかもしれないが、医学士を名乗り、医師や外科医として働きたいならば、6年間の定められた研修を受けなければならない。
 同様に、神の瞑想や神への祈りによってあなたは神を喜ばせ、恩恵を得るであろうが、直接の悟りを得るためには、あなたにはグルセーヴァ(グルへの奉仕)、グル・バクティ、グル・クリパー(グルの恩寵)が必要となる。

 グルの恩寵と、グルへの弟子の自己の明け渡しは、相互依存関係がある。

 明け渡しがグルの恩寵を降ろし、そしてグルの恩寵はその明け渡しを完全なものにする。

 ブラフマンの明智(ブラフマ・ヴィディヤー)を解説することによって、師は召使いに、世俗という大海を渡るための最高で掛け替えのないものを与える。これをおこなうのは、グル以外には不可能である。

 祝福されているのは、不断にグルの恩寵に与っている召使いである。

 プラーナや他のヒンドゥーの聖典には、グル・バクティの偉大さを示す何百もの実例が豊富に載っている。

 真のグルを見つけたシッシャ(弟子)に、不可能なものは存在しない。

 あなたがあなたのイシュタ・デーヴァター(理想神)に直接お会いできるのは、グルの恩寵を通じてである。

 グルは、信者へと流れる神の恩寵の媒体である。

 愛にあふれ、優しく、慈悲深く、愛しい御方は、真の師以外にはこの世で見出すことなどできない。

 弟子にとって、グルより高位の神は存在しない。

 本当に、グルとのサットサンガのように意識を引き上げるものは、他には存在しない。古の聖者、聖仙たちは皆、グルの必要性について同様の意見を持っていた。

 グルなしで求道者が目標に達すると言うのは、荒れ狂う大河を船なしで渡ると言っているようなものである。

 サットサンガはグルとの交際である。サットサンガなしでは、心を神に向けるのは不可能である。

 グルとの一瞬のサットサンガは、何百万年のタパス(苦行)をはるかに凌駕する。

 おお、求道者たちよ! マンムキ・サーダナー(自分の心に従ってする修行)は決して実践してはならない。グルムキ・サーダナー(グルに従ってする修行)に完全な信と献身をもって従いなさい。

 グルを持つ者は、ウパニシャッドのブラフマンを知る。

 グルは、求道者の世界にとっての灯台である。

 グルに勝利あれ。歓喜、平安、至福、不死の源であり、献身的な弟子にとっての案内星であるグルに栄光あれ。

 グルあるいはヨーガの師があなたに挨拶するよりも先に、彼に礼拝しなさい。

 ヨーガを学ぶ者は、グルと神に信と献身を持たなければならない。

 彼は、グルの教えと聖典に信を持たなければならない。

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