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グル・バクティヨーガ 補遺(3)「グル・バクティの枝」

「グル・バクティの枝」

 グル・バクティとは、グルへの奉仕、またはグルへの愛である。それには四つの種類――アープタム、アンガム、ダーナム、サッドバーヴァムがある。

 アープタムとは、グルの言葉への強い信と、彼の命令への愛のこもった服従である。

 アンガムとは、素晴らしい直接的な奉仕、例えばグルのお体をお守りすること、グルの衣服を洗うこと、グルを沐浴させることなどを意味する。

 ダーナムとは、すべての所有物――家、他の資産、富など――を明け渡し、グルに庇護所を求めることである。

 サッドバーヴァムとは、グルを神と見、決して人間と見ないことである。

 もしグルは神であるというバーヴァに入って、グルにお仕えするならば、弟子はドリシュタムとアドリシュタムで祝福される。

 ドリシュタムとは、弟子がグルの恩寵によって得る完全なる叡智、至福を意味する。

 アドリシュタムとは、死後に他の世界で楽しまれる至福を意味する。

 このように、相応しいバーヴァでグルにお仕えすることによって、人は二つの果実(ドリシュタムとアドリシュタム)を得るが、神にお仕えすることによってはアドリシュタムしか得られないというのは明らかである。

 ゆえに、最高のものは、正しいバーヴァ(グルは神であると見るバーヴァ)でグルにお仕えすることである。

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