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クリッティヴァーサ・ラーマーヤナ(5)「チャンドラヴァンサー(月の一族)の物語」

第五話「チャンドラヴァンサー(月の一族)の物語」

 乳海攪拌のとき、月(チャンドラ)が生まれ、月はブダという名の息子を産み、ブダはプールナヴァーという息子を、そしてプールナヴァーはサタヴァルタという息子を授かった。
 サタヴァルタの息子はスヴァルガといい、スヴァルガの息子はシュヴェータといった。
 シュヴェータの息子をニミといい、神々にさえ称えられる人物であった。
 ニミの肉体は攪拌され、彼から偉大なる戦士であるミティが生まれた。
 彼は王都ミティラーを築き、シーラドヴァージャとクシャドヴァージャという名の二人の息子を授かった。
 そこでブラフマーが地球の守護のことを踏まえて検討した結果、ラクシュミー女神がジャナカの家に生まれたのだった。

 なんとも心地よく、美しいクリッティヴァーサの詩、この月の一族の創造の物語を唱えるものは皆、偉大なる功徳を得る。

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