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アシュターヴァクラ・ギーター 第四章 真の求道者

第四章 真の求道者

智慧ある人は真我を知って
人生というリーラーを楽しむ。

だが、愚か者は
重荷を背負うロバのように
この世を生きる。

真の求道者は
インドラや神々にさえ手の届かない
崇高な境地にあっても
得意がることはない。

彼はものごとの本性を知っている。

彼のハートは
正邪の区別にも汚されない。
空が煙に汚されることのないように。

彼のハートは純粋。
彼は、全世界がただ真我であることを知っている。

だから、彼が望みどおりにすることを
誰が止められよう?

ブラフマー神から草の葉にいたる
すべての生きものの中でも
ただ賢者だけが
欲望と嫌悪を棄て去る力をもっている。

なんと彼は稀有な存在だろう!

自分が真我であることを知り
ものごとが起こるにまかせて行為する。
そして、決して恐れを知らない。

彼は自分が
二のない、一なるもの
全創造物の主である真我だと知っているのだ。

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