はだし
歩いて歩いて
もっと歩いて
靴が擦り切れてしまったら
やっとはだしで歩けるな
大地の痛みと暖かさを
ゆっくりゆっくり踏みしめながら
嵐や雷に神を思い
太陽や虹にも神を見て
心に笑顔を抱いていけ
移り変わる景色にとらわれず
執着も嫌悪も持たなければ
無常の美しさを知るだろう
歩いて歩いて
もっと歩いて
命が擦り切れてしまったら
ちょっと一人にしてほしい
次は何をすればいいのか
神にたずねてみたいから
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