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おまかせ

 君は神への『おまかせ』ということを実に表面的な意味で話している。
 一両日、神に呼びかけても何も答えがなければ、君は気分に応じて自分の道を歩むのだ。まるで彼よりも自分の方が状況をよく理解しているかのように。
 自分を神におまかせする、ということは、彼の命令によって動く、ということだ。彼の命令なしには何もしてはならないということだ。それが君に大きな損失をもたらすことであっても、そこから迷い出てはならないのだ。その境地に達して初めて、本当に君自身を神におまかせした、ということができる。

 ブラザー・ヴィヴェーカーナンダはよくこう言っていた、

「ラーマを得られなければシャーマーと生きようというのか?
 もし必要ならば、この生涯はシュリー・ラーマクリシュナのために棒にふろう!」
と。

 彼がどれほど自分自身を師にささげきっていたことか!
 見よ! 彼には、師のためになら何時でも、最も小さなことのためにも命をささげる用意ができていた。これが師にすがるやり方だ。そのとき初めて、彼は君を正しい方向に導くことができるのだ。 

信者「なぜ私たちは、神へのそのような信を持てないのでしょうか?」

 それは君たちが、自分の知性とエゴを、神よりも重要視しているからだ。

 ――スワミ・アドブターナンダ

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