「私が見たアドブターナンダ」より抜粋「師ラーマクリシュナとの出会い」(2)
ラトゥはドッキネッショルから戻ったが、放心状態のまま日々を過ごした。
彼はもはやこの世の何にも魅力を感じなくなっていたのだが、すべてを振り払って忠実に自分の心に従うこともまだできなかった。
この神聖なる不安の状態、この神聖なる不満の正体が、そのわびしさの狭間を通り抜けた者たちにしかわからないとは、なんと悲しいことだろう!
この期間、ラトゥは、自分の意志で動いているというよりは、機械的に動くネジ巻き時計のように見えたと、このころの彼を見た人々からわれわれは聞いた。
彼の肉体は、どこか別のところに行っている彼の心によって動いているのではなく、まるで川の中にある小石が川の流れに押しのけられて川底であちこちに転がるように、自動的に日々の務めをこなしているようであった。――彼の肉体を動かしていたのは、心ではなく、日々の義務であったのだった。
ドッキネッショルに行く前は、この少年の明るく楽天的な気質が、ラームダッタの家を、笑いと陽気な騒ぎの声で賑わしていた。
しかし今やその家は、彼の急激な心変わりのために、暗く、陰鬱になってしまったかのようだった。――夢のない眠りのように、その家の中は死んだように静かだった。
シュリー・ラーマクリシュナに出会う前、彼は不屈のエネルギーと熱意を持って、素早く自分の務めを終わらせると、人々と一緒に、会話に夢中になったり、冗談を言ったりして過ごしていた。
しかし今や、彼は生きることに完全に興味を失い、まるで失望を絵に描いたように見えた。
一家の人々は皆、この変化を目撃していた。
このようにして数週間が経っていった――そしてさらに長い日々が同様に過ぎ去って行ったが、彼は元の状態に戻ることはなかった。ただ再びドッキネッショルに行けることを夢見ていたのだった。