yoga school kailas

「妹に聞かせる歌」

尊きグル達に礼拝します。
この托鉢僧が、隠遁して修行を成就できるよう、
祝福してください。

おお、妹よ、この世の思いや感傷におぼれた者よ。
この世の喜びや悲しみは、すべてはかない。
しかし私はこれらの苦行を修めることで
永遠の幸福を得るだろう。
ゆえに、兄の歌を聞くがよい。

わたしの父や母である、すべての衆生に感謝して、
わたしはここで、ダルマの実践をしている。
わたしの住処を見よ、それは密林の獣の住処のよう。
それを見ると、いかなる人も恐れおののくだろう。

わたしの食事は、犬や豚の食事のようだ。
それを見ると、人々は吐き気を催す。

わたしの身体は、骸骨のようだ。
それを見ると、野蛮な敵も泣く。

わたしの振る舞いは、狂人のように見え、
妹は恥じて赤面した。
しかし、わたしの意識はまさに覚者だ。
それを見ると、勝利の王は喜ぶ。

わたしの骨が、この冷たい石の床の上の身を刺し通しても、
わたしは耐えてきた。
わたしの身体は、内も外もイラクサのようになり、
その緑色は、決して消えない。

荒れ地の孤独な洞窟で、
この隠遁者は、多くの寂しさを知った。
しかし、わたしの信仰ある心は、
三世のグル・覚者から決して離れない。

このように瞑想に精進して、
疑いなく、悟りを得るだろう。

わたしがこれに成功し得るなら、
今生では幸福、来世ではブッダフッドが、
必ず得られよう。
それ故にわたしは、妹に願う。
失望や悲嘆に屈せずに、
ダルマのために、忍辱・精進しなさいと。

share

  • Twitterにシェアする
  • Facebookにシェアする
  • Lineにシェアする