☆マッチェーンドラ・アーサナ
☆マッチェーンドラ・アーサナ
右足を左足の腿の付け根にひきつけ、左足は右ひざの外側の床に置き、右腕を左ひざに引っかけ、右手で左足をつかんで上体をねじる。これがマッチェーンドラ・アーサナである。
マッチェーンドラ・アーサナを毎日修習するならば、消化力を強め、耐え難い病の軍勢を破ることができる。また、クンダリニーの覚醒を促し、頭部の月を安定させる。
☆パシュチモーターナ・アーサナ(背中を伸ばす体位)
床の上に両足を棒のようにまっすぐにそろえて伸ばし、両方の手の人差し指を足の親指に引っ掛け、腰を折って上体を足につけて、そのままじっとしている。これをパシュチモーターナ・アーサナという。
パシュチモーターナ・アーサナはアーサナの中の最上であって、風(生命エネルギー)を、背骨の中心を貫いているスシュムナー気道を通じて運ぶものである。それは腹の中の火を増大し、また腰を細くし、人々を無病にする。
☆マユーラ・アーサナ(孔雀の体位)
両方の手のひらを地上につけ、両腕のひじの上にへその両側をあてがい、体を中に浮かせて、棒のごとくまっすぐに保持する。このアーサナはマユーラと呼ばれる。
聖者マユーラのアーサナは、脾臓肥大などの疾患のすべてを取り除き、体質の異常から生じたもろもろの病気を治す。また、大食した粗悪な食物をことごとく消化し、腹の火を強めて猛毒を中和することもできる。
☆シャヴァ・アーサナ(屍の体位)
死体のような格好で仰向けに寝るのがシャヴァ・アーサナである。
このアーサナはハタ・ヨーガの実習から来る疲労を取り去り、心のリラックスをもたらす。
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