yoga school kailas

◎布施、苦行、ヨーガ


◎布施、苦行、ヨーガ

【本文】
『さらには財産を供物として、苦行を供物として、ヨーガを供物としてささげる人もいる。
学習や読誦による智慧を供物としたり、自己を規制したり、厳しい誓いを立てる人もいる。 』

 はい。まあ、これはこのままですね。財産を供物っていうのはもちろんお布施――聖者とかに布施をする行。苦行――これは苦行ですね。厳しい修行を行なうと。ヨーガを行なうと。学習や読誦――これは聖典を学んだり、あるいはマントラを唱えたりすることによって、智慧を得ると。智慧を高めていくと。これも供物と表現されている。あるいは自己を規制したり、厳しい誓いを立てる場合もあると。

◎プラーナーヤーマ

【本文】
『また、呼気(アパーナ)を吸気(プラーナ)に、吸気を呼気に供物としてささげ、
プラーナーヤーマによって呼吸を完全に止める人もいる。 』

 はい。この呼気って、二つ意味があって。息を吐くことを示す場合もあるし――これはアパーナっていうんだね。じゃなくて、ヨーガでいうところのこの辺にある気をアパーナっていう場合もあります。プラーナも同じで、息を吸うことをプラーナっていうときもあるし、この胸の辺りにあるエネルギーをプラーナっていう場合もある。だからこのアパーナをプラーナにっていうのは、二つ意味があるんだね。一つは、呼吸法のことを示してる。つまり吸って吐いてを繰り返す。これを呼気を吸気にささげるっていう表現をしている。で、もう一つは、呼吸法においては、今日ちょっとやったみたいに、息を止めることによって、バンダをすることによって、プラーナとアパーナを混ぜ合わせるっていう発想があるんだね。これをアパーナをプラーナに、プラーナをアパーナにささげるっていうふうに表現している。つまり、これはまさにハタ・ヨーガ、あるいはクンダリニー・ヨーガ系の修行を示してるね。

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