◎グルヨーガ簡易版
◎グルヨーガ簡易版
☆プロセス1
蓮華印か法界定印を組み、グルヨーガのマントラを唱える。
オーム アー フーム
ヴァジュラグル パドマ シッディ フーム
☆プロセス2
①マントラを唱えながら、次のことを観想する。
自分の頭上に、白く輝く蓮華の花があるのを観想する。
その花心の上に、聖なる存在が座っていらっしゃるのを観想する。
チベットの伝統では大聖パドマサンバヴァを観想するが、大聖パドマサンバヴァにあまりなじみがない場合は、自分の好きな神やブッダや聖者のお姿でもよい。
そして師がいる人は、そのお顔が自分の師のお顔であると観想する。
②マントラを唱えるたびに、頭上の聖なる存在から、アムリタ(不死の甘露)と呼ばれる白い液体状のエネルギーが生じ、蓮華の茎を伝わって、頭上から自分の中に入ってくると観想する。
③頭上から入ってきたアムリタは、自分の頭頂のサハスラーラ・チャクラ、喉のヴィシュッダ・チャクラ、胸のダルマ・チャクラ、へそのマニプーラ・チャクラを、順次満たしていく。アムリタがそれぞれのチャクラに満ちるたびに、強い歓喜が生じる。
④さらにマントラを唱え続けると、どんどんどんどん頭上からアムリタが注がれてくるので、しまいには自分の体の中がアムリタで飽和状態になる。
☆プロセス3
心の中でマントラを唱えながら、プロセス2を繰り返す。
☆プロセス4
マントラをやめ、頭上から蓮華の花と聖なる存在が、自分の中に溶け込んでくると観想する。
氷が水に溶け込むように、完全に自分と聖なる存在が一体化したと考える。
この瞑想の間に限っては自分はいつもの汚れた存在ではなく、聖なる存在と一体化した、非常に清らかで、至福に満ち、光り輝く存在であると考え、その状態に没入したままで、できるだけ瞑想する。
雑念がわいてきたら、普段の自分自身に戻り、瞑想を終了する。
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