yoga school kailas

年齢について


 人は年齢によって自分や他人を観念的に捉えてしまいがちですが、いわゆる何回太陽や四季がまわったかという年齢によって、自分や他人を限定的に捉えてしまうのは意味がないことですよね。
 肉体面を見た場合、たとえば30代で老人のような肉体の人もいれば、逆にいつまでも非常に若々しい肉体を保っている人もいますね。
 ヨーガ的に考えると、肉体の老いとはナーディ(気道)の詰まりに他ならないので、ヨーガ等で気道が通りだすと、逆に若返りますし、まあ、いつまでも全く老いないということはないでしょうが、少なくとも老いのスピードは弱まりますね。
 特に女性は、見た目からすごく若返りますね。私が知っているヨーギニーの多くは、実年齢より10歳は若く見られていて、よく『詐欺だ』と言われたりしています(笑)。

 精神における年齢は、もっと、時間的な年齢では測れないことです。なぜなら輪廻転生を前提とするなら、どれだけ魂の進化に時間を費やしてきたか、人それぞれ違うからです。

 だから、何歳になったとか、もうすぐ何歳だとか、そういうことを考えるのはあんまり意味がないですね。

 もし肉体面の老化を気にするなら、ぜひヨーガをやられてください。

 精神面について言うならば、上記のようなことを考えると、相手の年齢がどうであろうと、あるいは見た目や社会の評価がどうであろうと、決して人を見下したり、見くびってはいけません。その人が実はどれだけ偉大な精神性を育んでいるか、外からはわからない場合も多いからです。

 まあ年齢の話は別にしても、一般に人と接するときは、その人の長所を探すような癖をつけたほうがいいでしょうね。それが結果的に自分の見識や、心の柔軟性を高めてくれるでしょう。

 そして人の欠点を探すのをやめ、自分の長所を伸ばすことと、自分の欠点を克服することに、時間を費やすことです。人生は短いからね。

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