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ワンポイントヨーガ 特別編 10.馬歩站椿

10.馬歩站椿

 これはヨーガというより気功や武術でよく使われるものだが、強烈に内なる熱を燃やしたり、生命エネルギーを強めたり、気を通したり、体の不調を整えてくれる。

 簡単に説明すると、足を若干広めに開き、腰を深く落とす。手はいろいろなやり方があるが、例えば両腕で気のボールを抱いているような感覚で胸の高さで円を作り、両手で三角形のような形を作る。肩の力は抜く。

 それぞれの流派によってポイントは若干違ってくるし、ある程度は自分の感覚でつかむ感じでもいいのだが、わたしが指導するときのポイントをいくつか書くと、

・腿は床と平行に近づける。

・上体は倒しすぎず、垂直に近づける。

・膝は開かず、内側に締め気味にする。

・つま先は開きすぎない。

・膝はつま先より前にはみ出ない。

・舌を上口蓋に押し当て、呼吸は鼻から吸って口から吐く腹式呼吸。

 これらをしっかり守って行なうと、かなりきつく、最初は1分行なうのもなかなか大変だろう。
 武術などの鍛錬としておこなう場合は、30分とか、長い場合は数時間など行なったりするが、ヨーガ修行の補助や、日々の心身の健康のために行なう場合は、最初は30秒~1分くらい、長くても数分くらいでいいと思う。

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