yoga school kailas

山のダルマ(28)

 「すべての衆生はある過去生においては、わたしの愛する両親であったこともあった。そして今、彼らは生という止められぬ車輪の上で凄まじい苦痛に苦しめられている。わたしが彼らを救わなければ、他に誰が救うというのだ?」
 このように考えて意欲を燃え立たせ、慈悲の瞑想で心を訓練しなさい。もし身口意において何かしらの功徳を積んだら、その功徳をすべて、他者のために回向しなさい。道、グル、衆生のことだけを常に考えなさい。行動を目的と矛盾させてはならない。僧やヨーギーの名や印を持つ者たちに対して闘争心が湧いたら、言葉を慎み、自己を制御しなさい。これは極めて重要なことである。たとえそこで語られた「真理」が間違っていようが正しかろうが、論争などをして自分を笑いものにしてはならない。

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