ん
暗黒に満ちたこの世界の
因は自己のカルマに過ぎない。
運というのもカルマに過ぎず
縁というのもカルマに過ぎない。
恩恵を身に受けようと思うなら
完全な悟りを目指すため
禁戒・勧戒よく守り
薫習の浄化に励むべし
健全な心と肉体で
根気をもって修行して
三宝に対して
信を持ち
寸分も真理から外れぬように
先達の言葉をよく聞いて
尊者の言葉をよく聞いて
タンハーを
沈静させ
積読ではなく
天への道をよく学び
貪瞋痴の滅し方をよく学び
何でも感謝し
忍辱し
ヌンをも超えた不生の世界を
念じるならば
のんきな私の心にも
反省と精進の気持ちが沸き起こる
頻繁に修行し
奮闘努力し
偏在の智慧を
本当に得よう
満身創痍で
みんなのために
Moonのように闇を照らそう
めんどくさいとか辛いとか
悶々とした思いも捨て去って
ヤントラとマントラの秘儀を尽くし
ユングらも超えた実践心理学である瞑想に励め
四種の無量心こそがその鍵だ
爛々とトゥモの炎を燃やし
凛々とした勇気を持ち
ルンとツァとティクレの道に励み
蓮華の一族のような智慧と慈悲を育て
ロンチェンパやミラレパのような真の悟りを得よ
One benefits all.それのみがすべてのためになる。
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さて、以上は、言葉遊びのようですが、ふと思いつき、まとめてみたら意外とまとまったのでアップしてみました(笑)。
専門用語が多いので少しだけ解説します。
薫習:布にお香の香りが染み付くように、心に染み付いた様々な傾向、習慣。
三宝:仏法僧、すなわち悟りを得た覚醒者と、その教えと、その弟子たちの集まり。
タンハー:苦しみの因となる渇愛の心。
貪瞋痴:すべての煩悩の根本となる三つ。愛著と怒りと無智。
忍辱:苦しみに耐える修行。
ヌン:エジプト神話でいう原初の世界の混沌の神。
ヤントラ:象徴的図像などを使った修行。
マントラ:真言。聖なる音を使った修行。
四種の無量心:他者を慈しみ、他者の苦を悲しみ、他者の善を喜び、自己のことは捨てるという四つの心。
トゥモ:下腹部から熱のエネルギーを燃やして覚醒を目指す修行。
ルンとツァとティクレ:生命エネルギーと、エネルギーの通る管と、心の精髄を浄化しコントロールする修行。
蓮華の一族:アミターバ(阿弥陀如来)、アヴァローキテーシュヴァラ(観音菩薩)などが属する仏陀の一族。
ロンチェンパ:チベット仏教ニンマ派、ゾクチェンの偉大な聖者。
ミラレパ:チベット密教カギュー派、マハームドラーの偉大な聖者。
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