シュリー・チャイタニヤ・マハープラブ(27)
「それでは、ルチを開発した者の性質を聞きなさい。
どんな世俗的な苦痛も、そのような人の心をかき乱すことはできない。
彼は決して時間を無駄にすることなく、いつもクリシュナと親しく語り合っている。
どんな肉欲的な喜びも、彼を引き込むことはできず、世俗的な成功も彼を有頂天にさせることはできない。
彼は堂々とした謙虚さと、クリシュナへの情熱的切望の権化なのである。」
「クリシュナへのプレーマが開発されてくると、それはスネーハ、マーナ、プラヤナ・ラーガ、アヌラーガ、バーヴァ、そしてマハーバーヴァという形をとる。それはまるで、サトウキビ汁という一つのもとから、糖蜜、黒糖、イエロー・シュガー・キャンディ、ホワイト・シュガー・キャンディができるが如くである。
それらがどんどん純粋になるにつれて、その結果として生じるフォームはラサの中で増大する。それゆえに、愛を開発する上記のステージを実践しなさい。
このラサには五つの種類がある。――シャーンタ、ダーシャ、サキャ、ヴァーツァリヤ、マドゥラである。」
「ヴラジャの主である最愛の御子クリシュナは、愛人たちの主であり、一方、ラーダーは愛人たちの中のリーダーであった。
ラーダーとクリシュナの特質は無限なのだ。」
「私はおまえの兄ルーパに、ラサの話を念入りに解説した。
さあ、おまえもヴリンダーヴァンに行き、ヴィシュヌ派の神聖なる体系(スムリティ)を整え、マトゥラーとヴリンダーヴァンという失われた聖地を見いだし、あらゆる方法を使ってバクティの福音を説くのだ。」