永遠の至福に
世俗の何かを欲求し、それを得るためにあくせくするならば
得られないときに苦しみが生じ
得たときには慢心が生じ
得たものへのとらわれが生じ
それを失うときの苦しみが生じる。
何かを成し遂げても
それは一瞬の後には、ただの思い出に変わり
また次のものを追い求めなければならない。
このように、エゴの欲求を追い求める日々には
永遠に満足というものはなく
無数の思い出と後悔と
尽きることのない欲求不満と苦しみがあるばかり。
希望という名の不安は
心を消耗させ、魂を疲れさせる。
神にすべてをお任せし
善いことも悪いこともすべて神の恩寵だと知るならば
永遠の幸福の道が開かれる。
善い・悪いというのは、エゴが作り上げた偽りの条件設定にすぎない。
成功も失敗も、得ることも失うことも
すべては平等なる至福のリーラー。
ただ神を悟るために
全精力を傾けて
奮闘努力せよ。
神の遊戯の秘密を知り、神と一つとなることに
人生のすべてのベクトルを向けよ。
世俗的な得ること・失うこと、名誉・不名誉、成功と失敗、
それらはただ、私が神を悟るために必要な
神から与えられた試練であり遊戯である。
それらの相対的な状況に善し悪しを見出さず、
神を知ることを善し、神から離れることを悪し、
その一点の基準によってのみ、人生を見る。
永遠なるものに向かって走れ。
一瞬も止まらず、努力し続けよ。
何をするにも全力で
すべてを修行と心得て
世界のすべてに神を見て
神から与えられた課題であるこの今生の人生を
笑顔で全力で駆け抜けよう。
人間の身を得、真実の教えに出会えた今生のチャンスを逃すことなく
全力で、あの永遠の至福に飛び込め。