ヨーギン・マーの生涯(5)
しばらくの後、ヨーギン・マーはホーリーマザーに会い、2人はすぐに惹かれ合ったのでした。
彼女たちは、ほとんど同じくらいの歳でした。
ホーリーマザーはかつてこう述べました。
「ヨーギンは私のジャヤ(ドゥルガー女神の従者)――友人、仲間、そして付添人なのです。」
ヨーギン・マーは、ホーリーマザーと彼女の関係をこう詳述しています。
「私がドッキネッショルを訪ねると、ホーリーマザーは私を彼女の部屋に連れて行き、私を信頼してご自身の秘密を打ち明け、よく私に意見を求められました。」
「私は7~8日に1回はドッキネッショルを訪問していましたが、ときにはそこで夜を過ごすこともありました。
そのときにはホーリーマザーは、他のどの場所でも眠らせてはくれず、ナハヴァトの彼女の部屋で寝るように求めるのでした。」
「最初の訪問からしばらくすると、ホーリーマザーは彼女の故郷に向けて出発しました。
私はガンガーのほとりに立って彼女の出発を見送り、船が見えなくなるまで見ていました。
私はナハヴァトに戻ると、激しく泣きました。
師はパンチャヴァティから戻る途中、私が泣いているのに気づき、部屋に戻ると私を部屋に呼びました。
『彼女の出発に、お前はずいぶんと悲しんでいるようだね。』
彼は優しくおっしゃいました。
それから、彼は私を慰めるために、彼の密教修行中に得た素晴らしい精神的な経験について詳しく語ってくださいました。
1年半後、ホーリーマザーが戻ってくると、彼はおっしゃいました。
『ここによく来る大きな目をした少女は、お前を本当に愛している。
彼女はお前が去ったとき、ナハヴァトで激しく泣いていたのだよ。』
マザーはこうお答えになりました。
『ええ、彼女のことはよく知っています。彼女はヨーギンというのです。』」