ヨーギン・マーの生涯(3)
バララームは頻繁に船でドッキネッショルに行くので、よく他の信者にも、一緒に行かないかと誘ったものでした。
ヨーギン・マーは最初、バララームに誘われて一緒に何度かドッキネッショルへ行き、その後、彼女は他の信者とも師を訪問し始めました。
後に彼女は回顧してこう言いました。
「徐々に私は師に魅力を感じるようになりました。
ただ彼を訪問することを考えるだけで、私の心は喜びで舞い踊るのです。
そこに行く予定の日には、私は早起きしてできるだけ早く家事を終えました。
彼に会いたいという熱望は、とどまるところを知りませんでした。
師の部屋に到着して、彼の前に座ると、他のこと全てを忘れてしまうのです。
師はよくサマーディに入ったり降りてきたりしていましたが、そのとき私たちは彼の表情にとても驚きました。
彼のお顔はなんとも慈悲深いのです!
私が普段の食事の用意をして持って行ったときには、いつでも、
『とても美味しい! なんて美味しいのだ!』
と、少年のように嬉しそうにおっしゃいました。
そして帰り際に、
『どうかまたいらっしゃい』
とおっしゃるのです。
私は師を訪問してから家に戻ってくると、その後1週間は陶酔状態で過ごすのでした。
これは強い絆を作りました。
私の感じるこの喜びをなんと表現したらいいか分かりません。
料理や他の家事に従事している間も、私の心は師と共にいるのでした。
数日後、陶酔状態がだんだん減少していくと、再び心が彼に会いたいという切望に駆られるのでした。」
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