クリシュナ・ジャンマーシュタミー
今日は日本時間でクリシュナ・ジャンマーシュタミー(クリシュナの生誕日)です。
日本ではヨーガをやっている方でもクリシュナのことはまだ知らない方も多いと思いますが、インドで最も崇拝される神様の一人です。
実際に今から数千年前に人間の姿を取って神が地上に降りられた姿、すなわち化身(アヴァターラ)として登場したとされています。
ヒンドゥー教最高の聖典ともいわれるバガヴァッド・ギーターも、クリシュナが説かれたものです。
今日はバガヴァッド・ギーターその他のクリシュナの教えを学んだり、クリシュナをたたえる歌を歌ったり、クリシュナの御名やマントラを唱えたり、クリシュナに供物をささげたりするとよいと思います。
人が心の中の欲望をことごとく捨て去り、心の本性の輝きにのみ満足したとき、
その人は真の智者と呼ばれる。
苦難にあっても心乱さず、快楽を追うこともなく、執着と恐怖と怒りを心の中から完全に捨て去った人こそ、
真の智慧を獲得した聖者と呼ばれるのだ。
善悪、好き嫌いの感情を超えた人こそが、
智慧を得た人なのである。
眼・耳・鼻・舌・身のあらゆる対象から自分の感覚を完全に切り離すことのできる人こそ、
智慧に安住する人と言えるのだ。
禁欲することによって、確かに快楽の経験はなくなるであろうが、それを求める気持ちは依然として残るであろう。
しかし至高者を見ることで、その気持ちすら消えてしまうのだ。
人の感覚の欲求は抑えることが難しく、まことに強烈であって、
時には賢者の心をすら奪い去ってしまうことがある。
それゆえ、肉体のあらゆる感覚を制御し、意識を至高者である私に集中せよ。
こうして己の感覚を完全に制御できたとき、真理の智慧は不動のものとなる。
――バガヴァッド・ギーター
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