ヴァイラーギャ・マーラー(放棄の花輪)(36)
第六章「なんと嘆かわしいありさまだろうか」
34.聞きなさい、おお、情熱に燃える若者よ
おお、情熱に燃える若者よ!
君とともに、笑い声と「馬鹿話をする仲間」がいて、
口笛を吹き、飛び跳ね、踊りながら、
若々しい血潮があり、罰当たりなことを言って口髭を縒(よ)っているが、
あなたの魅力はほんの一瞬しか続かない。
あなたの(世俗的)情熱は、あなたを暗い深淵に投げ込む。
あなたの魅力は瞬く間に消え去る。
サンサーラの苦しみは、あなたの活力を消耗させる。
肌は萎み、歯は抜け落ち、目は落ち込んで、
あなたは嘲笑の的になってしまう!
あなたの友人は皆、そして親戚も、あなたを見捨て、
あなたは隅の方で苦悶し、ため息をつき、嘆く。
確かに、青春期は輝かしい時代だ。
――あなたがこの期間を苦行と瞑想、無私の奉仕、帰依、そして自己の抑制に費やすならば。
あなたが独り身の生活を送るならば。