「プルナ・チャンドラ・ゴーシュ」(2)
プルナには、ドッキネッショルの近くに住む親戚がいました。その家族を訪れる時には、ラーマクリシュナに会いに行きました。その日、ラーマクリシュナはプルナを昼食に招待し、ホーリーマザーにごちそうを作らせました。師は彼をナハバトに連れて行き、ホーリーマザーに紹介しました。しかしプルナは彼女が誰なのか理解していませんでした。彼女はただのラーマクリシュナの女性信者だろうと思っていたのです。
ホーリーマザーはプルナを温かくもてなし、師に言われた通りに彼にルピーを渡しました。プルナは仕方なくそのお金を受け取りました。そしてしばらく経ってようやく、彼女がシュリ・ラーマクリシュナの妻だったことに気付いたのでした。
シュリ・ラーマクリシュナは以前、プルナについて自らがごらんになったヴィジョンを、このように語っていました。
「たった今、私が光惚状態の中で何を見たか知りたいか?
7、8マイルくらいに渡って広がる草原の中に、シハルに続く道があった。その草原に私は一人たたずんでいた。そうしたら、まさにパンチャヴァティで会った16歳のパラマハンサの男の子を見た。祝福の霧が一体を覆った。
そして突然、13歳か14歳くらいの男の子が現れた。彼の顔を見ると、プルナに似ていた。私たちは2人とも裸だった。そして私たちは歓喜に満ち溢れ、草原を駆け回った。プルナはのどが乾いていたので、タンブラーからいくらかの水を飲んで、その残りを私にくれようとした。私は彼に、『弟よ、私はあなたの残りは飲めません。』と言った。そうしたら、彼は笑ってそのグラスを洗い、新鮮な水を汲んで持ってきてくれた。」
また別の折、シュリー・ラーマクリシュナはこのように語っていました。
「すごい秘密を教えてあげよう。なぜ私はプルナやナレンドラのような少年を愛するのか?
かつて霊的ムードに浸っている最中、私はジャガンナートに強烈な愛を感じた。それはまるで女性が愛する夫に感じるように。そのムードの中で、私は彼に抱きつこうとして、腕を骨折した。
それで分かったのだ。
『あなたはこの人間の身体を取った。だから、人とは、友人か父親もしくは母親か息子の関係を築きなさい。』
そして今、私はプルナや他の若い男の子たちには、かつてラームララ(少年ラーマの金属でできた像)に感じたように感じている。
プルナは人格神の領域に属している。ああ、なんて恋しいのだろう!」