咎め立てする心で
愚人は、咎め立てする心で、勝利者の教えを聞く。そのようなことをすると、正しい真理からはるかに遠ざかる。――地が天からはるかに遠ざかっているように。
愚人は、咎め立てする心で、勝利者の教えを聞く。そのようなことをすると、正しい真理からはるかに遠ざかる。――黒分における月のように。
愚人は、咎め立てする心で、勝利者の教えを聞く。そのようなことをすると、正しい真理において干からびる。――水の干からびたところにいる魚のように。
愚人は、咎め立てする心で、勝利者の教えを聞く。そのようなことをすると、正しい真理において栄えない。――田畑に腐った種をまいたように。
喜びに満ちた心で勝利者の教えを聞く人は、あらゆる汚れを捨てて、心の乱されない境地を体得して、最上の静けさに到達して、けがれなく、完全な安らぎを得るであろう。
――ヤサダッタ