「悟りの経験の三つの要素」①
第12章 悟りの経験の三つの要素
そしてあなたは、非二元性への集中の因となる
確固とした完全性の三つの要素を学ばなくてはなりません。
それは、悟りに達するための土台という要素、
悟りに至る方法の要素、
そして、存在の根本的なリアリティという結果の要素(非二元の悟り)です。
◎土台の要素
悟りを目指す人は、
輪廻という架空の世界から自己を解放するための意欲を起こさなければなりません。
世俗的な事柄の喧騒鳴り響く場所から物理的に遠く離れ、
そしてさまざまな事柄の群集から精神的に長い間離れることで、
彼は速やかに、悟りに至るでしょう。
彼が、信、正しいプライド、礼儀を持ち、
誠実で、純粋な性格であり、善を喜び、
教えを学び、少しの煩悩しか持たず、満足を知るとき、
彼は速やかに、悟りに至るでしょう。
彼が、身体、言葉、心において制御され、孤独を楽しみ、
眠気、怠惰、無駄な会話の楽しみを放棄し、
興奮せず、後悔することもなく、
他者との意味のないつながりを持たなくなったとき、
彼は速やかに、悟りに至るでしょう。
彼が、都市や町の人々の喧騒を嫌い、
孤独な場所に住み、多くの接触を避け、
世界の様々な価値あるもの、そしてそれらの獲得に興味を持たなくなったとき、
彼は速やかに、悟りに至るでしょう。
彼が、この人生、そして来世の楽しみについて、
そして、衆生のためでない自分だけのニルヴァーナについて思い悩むことなく、
衆生を輪廻から救済することを欲し、この世界に嫌悪感を感じるようになったとき、
彼は速やかに、悟りに至るでしょう。
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