第四章 プラティヤーハーラ
いざ、われは至高なるプラティヤーハーラ・ヨーガを説こう。これを会得すれば、それだけで愛欲等の煩悩が消滅する。
動きやすくて、安定しがたい心が外的対象にさまよい出るごとに、それをその対象から引っ込めて、真我の統制下におくべし。
称賛であろうと、悪口であろうと、心地よい声であろうと、恐るべき声であろうと、それらのものから心を引っ込めて、これを真我の統制下におくべし。
良い感覚に対しても、悪い感覚に対しても、その他いろいろな感覚に対しても、心は出現するものである。それゆえに、その心を引っ込めて、それを真我の支配下にもたらすべし。
さまざまな感覚に心がひかれたときに、それから精神を引っ込めて、真我の支配下に置くべし。
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