八十の個人的アドヴァイス(34)

34.
錯覚に関する四つの教えがある。
蜃気楼を水と見る例のように、感覚の快楽が幻だと知らなければ、あなたは迷い続ける。
縄を蛇と見る例のように、自分が騙されていると知らなければ、あなたは迷い続ける。
鸚鵡が毒を食う例のように、物事が実在すると執着すれば、あなたは迷い続ける。
子供の空っぽの拳の例のように、もし自分の知覚に惑わされるならば、あなたは輪廻の中で彷徨う。
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