6 中位下按式タントウ
6 中位下按式タントウ
肩幅で立ち、左右の足の外側を平行にする。
足の親指の付け根に体重をかける。膝をわずかに曲げる。
両腕を湾曲させて、胸の前で大きな円を作るようにする。掌は体の方を向く。左右の指先は接触させずにわずかに離す。それぞれの指も接触させずにわずかに開く。
疲れてきても、腕は胸の高さから降ろさないようにする。しかし肩に力を入れてはならない。
口の中で、舌を上口蓋に押し付ける。
丹田に重心を置き、鼻から吸って口から吐く腹式呼吸をゆっくりと繰り返す。
心を内側に向け、20分~1時間ほど、この姿勢を保つ。
・毎日1~2回行なう。時間はいつでもよいが、午後か夜が良い。
・空腹過ぎるときや満腹のときは、やってはいけない。
・練功前に、熱い飲み物を一杯飲むとよい。
・この姿勢をとっている間に、掌が発熱したり、全身が発熱したり、汗が出てきたならば、それはよい兆候である。
逆に身体に寒気を感じたら、いったん中止し、日にちを置いてから再び行なう。
・汗が多く出てきたときは、練功終了後に、熱めのシャワーを浴び、熱いお湯などを飲むのもよい(必ずそうしなければいけないというわけではない)。
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